歯周病治療|夙川駅直結〈24時間WEB予約〉
-夙川駅前デンタルケアクリニック

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歯周病治療

歯周病治療|夙川駅直結〈24時間WEB予約〉
-夙川駅前デンタルケアクリニック

当院の歯周病治療の特長

当院はお口の中だけでなく、全身の健康状態も見据えた治療を提供します。

◇全身疾患の予防◇

歯周病は全身の様々な疾患(動脈硬化、脳・心疾患、糖尿病、早産・低体重児出産、関節リウマチなど)と相互に関係していることが知られています。歯周病の原因である細菌性プラークを取り除くことで、これら全身性疾患の発症予防が期待できます。

◇全身性疾患を有する方や高齢者への配慮◇

全身性疾患を有する方は多数の薬剤を服用している場合が多く、また、高齢者は加齢に伴い免疫機能・口腔機能が低下していることが多いです。当院では医科主治医との万全の医療連携体制を図り、これらの方の治療にあたります。また、歯周病治療によって全身疾患の改善や誤嚥性肺炎の予防が期待できます。

歯周病とは

歯周病とは、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)から細菌が侵入し、歯肉に炎症を引き起こしたり、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けたりする病気です。歯を失う原因として、むし歯よりも多くの割合を占めています。炎症が歯肉だけに留まっている状態を「歯肉炎」、炎症が歯槽骨や歯根膜にまで広がっている状態を「歯周炎(歯槽膿漏)」といいます。むし歯と異なり痛みがなく、気づかないうちに進行する特徴があり、歯周ポケットが深くなっていくと、歯肉が腫れたり、歯がグラグラしたりして、ものが噛めなくなり、歯が自然に抜け落ちるほど重症になることもあります。

歯みがきを中心としたセルフケアはもちろん、歯科での定期検診でお口のチェックやプロフェッショナルケアを受けて、歯周病の早期発見・治療を心がけましょう。

出典)公益財団法人 8020推進財団 、第2回永久歯の抜歯原因調査(2018年)

あなたの歯は大丈夫ですか?

歯周病をチェックしてみましょう

・毎日の歯みがきで歯ブラシの先に血がついたり、すすいだ水に血が混じったりすることがある
・朝起きたときに口の中がネバネバしている
・口臭が長く続き気になる
・以前に比べ歯が長くなった気がする
・歯ぐきが赤く腫れている
・歯ぐきを押すと血や膿が出る
・歯と歯の間に食べ物がつまることが増えた
・硬いものを食べると歯が痛む
・歯がグラグラしている
・歯が浮いているような感じがする
・歯並びが変わった気がする

このような症状がある方は歯周病の可能性があります。
歯みがきを中心としたセルフケアで改善しない場合、お早めの受診をお勧めします。

歯周病の原因

・プラーク(歯垢)

歯周病の主な原因は、歯と歯ぐきの間にたまるプラーク(歯垢)です。

プラークは、多くの種類の細菌が増殖してかたまりとなったもので、ブラッシングが不十分だったり、砂糖を過剰に摂取したりすると、細菌がネバネバとした物質を作り出し、バイオフィルムという粘膜性の膜を形成します。歯の表面のバイオフィルムは、毎日の歯みがきと定期的な歯科受診によってコントロールが可能ですが、歯と歯ぐきの間に深い歯周ポケットがあると十分にクリーニングできず、細菌が産生する毒素が歯周組織を刺激し、慢性的な炎症反応を引き起こします。これが歯周病と呼ばれる状態です。

プラークは取り除かなければ硬くなり、歯石という物質に変化して歯の表面に強固に付着します。歯石自体には病原性はありませんが、プラークの格好の住家となります。歯石はブラッシングだけでは取り除くことができません。

・歯周病になりやすい状態(危険因子)

歯周病の直接の原因はプラークですが、口腔内の環境や生活習慣の中に、歯周病になりやすくなったり、悪化させたりする危険因子が潜んでいることが知られています。

【微生物因子(歯周病菌)】

○プラークの中に歯周病の原因となる微生物(歯周病菌)が存在している

【環境因子】

○喫煙
○歯ぎしり、歯の食いしばり、噛みしめ
○不適合な歯冠や義歯
○ストレス
○免疫抑制剤の服用(免疫が低下している状態です) 
など

【宿主因子】

○年齢
○糖尿病
○遺伝
○免疫機能
など

歯周病予防は、適切な歯みがきでプラークを取り除くことが基本ですが、規則正しい生活習慣は、歯周病を予防するためにも大切です。

歯周病の進行と症状

歯周病軽度健康な歯 ・歯肉は薄いピンク色
・歯周ポケットがなく引き締まっている
歯周病中等度歯肉炎 【歯肉炎】
・歯ぐきが赤くなる。
・歯ぐきが腫れる
・歯磨きで出血する
歯周病軽度軽度 【軽度歯周炎】
・歯周ポケットができる
・歯ぐきが赤くなり、腫れる
・歯磨きで出血する
歯周病中等度中等度 【中等度歯周病】
・歯を支える顎の骨が溶けはじめる。
・歯周ポケットが深くなる。
・歯が浮いた感じがする。
歯周病重度重度 【重度歯周病】
・歯を支える骨がほとんど溶けて無くなる。
・歯周ポケットがかなり深くなる。
・歯ぐきから膿が出る。
・歯がグラつく。
・最終的に歯が抜け落ちる。

歯周病の治療・流れ

歯周病の原因は、歯に付着したプラークであり、プラークを除去しなければ歯周病の進行を食い止めることが出来ません。そこで患者さんご自身が行う「セルフケア(ブラッシング)」と、歯科で行う専門的な「プロフェッショナルケア」の両軸で歯周病の治療を進めます。

1.歯周病のスクリーニング
はじめに、お口の中の状態や歯周病の進行の度合いをレントゲン撮影や歯ぐきの検査によってチェックします。

2.歯周基本治療
・ 歯磨き指導
細菌性プラークを歯から取り除くことは、治療を的確に進めるうえでとても大切なことであり、ご自身でしっかりと口の中の管理をするという意識を持つことが重要になります。そのため、より効果的なブラッシング方法を学んでいきます。
・プロフェッショナルケア
歯科医師、歯科衛生士によって、普段の歯みがきでは取り切れない汚れを専用の器具を使って取り除きます。仕上げに歯の表面をなめらかに磨いて、汚れの再付着を防ぎます。

3.歯周検査(再評価)
最初の時期からの改善状態の確認のために、再度、スクリーニングを行います。この結果をもとに次に継続して行う治療を検討します。

4.歯周外科治療
歯周基本治療の後の再評価で、歯石が歯周ポケットの深部に入り込んでいて除去できていない場合は、歯周外科手術を行うことがあります。麻酔後、歯ぐきを開いて、歯周ポケットの奥深くにこびりついている歯石を取り除きます。また、特殊な材料を用いて部分的に失われた骨を再生させる手術(再生療法)を行う場合もあります。

5.口腔機能回復治療
口腔機能(かみ合わせ、審美、発音機能など)の回復のために、入れ歯や被せ物の治療を行い、安定したかみ合わせを実現します。

6.メンテナンス
治療が終わった後は、メンテナンスが必要です。歯周病は再発しやすい病気で、場合によって再度問題が見つかり、治療が必要となることもあります。メンテナンスは、定期的にお口や歯周病のチェックし、プロフェッショナルケアを受けて、お口を良い状態を維持し、歯周病の再発を防ぐものです。ご自宅でのセルフケアはもちろんですが、併せて3カ月に1回の歯科医院でのメンテナンスをお勧めします。